先日の朝日新聞に「子どもを信じ、自分で考えるまで待つ自由な教育か。それとも、大人からみて社会に役立つことを身につけさせる実学か。百年前からの問いが繰り返されてきた。」と書き出しの記事を読みました。

何事にも一長一短があり、良い悪いではないと思いますし、難しい課題であると思います。

1927年の大多喜中学校では、子どもの自主性を重んじる自由教育に挑みましたが、生徒が「自由を求めて」ではなく「自由に対して」暴れたとの記事がありました。

生徒一人ひとりの個性がありますので、一概に言えないと思いますが、以前に塾生のSくんが、「先生宿題が邪魔なんだけど、自分でやるからなくしてくれないかな。」と言ってきたことがあります。その後、このSくんは、この地域でも最難関の東葛飾高校に入学しました。

このような生徒なら、自由にやらせても良いのかなと思いますが、ほとんどの生徒は、やはり管理していかないと適切な指導ができないし、塾の立場からすると、「テストでの点数をアップさせる」とか、「試験に合格させる」とかの実学重視になってしまうというのが現状ですね。何かこう、複雑です。

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